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先頃、気鋭の古美術商お二方による「盆」展示即売会が東京で行われ、たくさんの愛好家が会場に押し寄せていました。

そのイベントにあやかって、私も「木地盆特集」を組んでみました。

様々な木地盆を出品致しますので、是非お楽しみにご覧ください。



ーーーーーーーー【商品説明】ーーーーーーーー

李朝後期に済州島で作られた「済州盆」です。

この済州盆は野菜などを調理する際のまな板としても使われてきたのでしょうか。裏表に無数の刃物痕が残っております。

面白いことに表面は直線的な疵痕、裏面は何を切ったものでしょうか、回転させながら半円を描くように曲線的な刃物の痕が付けられています。

西洋の初期ファイアンスのお皿もカトラリーの痕が美しい景色として賞玩されるように、このお盆も刃物疵を美点のひとつとして捉えることができます。

また済州盆の中では最大クラスの大きさではないでしょうか。

しかし、そのような大きなを誇りながら重量としては驚くほど軽め。

日本でいう桐のような軽い材を使用しているようですが、詳しい種類はわかりません。

私自身はこのお盆に麻布を一枚敷いてその上に気に入りの盃を伏せて置いて使用していました。

画像に写っている7つの丸いシミのようなものは盃を置いていた跡です。

使用しているうちにこの跡も目立たなくなるはずです。

大きいですが反りやカタツキはほとんどありません。

個人がご家庭でお持ちになるのはもちろんのこと、お店で什器としてのご利用もおすすめ。載せるお品物が引き立つ佳いお盆だと思います。

径49〜50cm
高さ4.3cm

盆の上の物品はオークションに含まれせん。

落札価格が予想を遥かに下回りそうな場合は、終了直前に出品取り消しする場合がありますので、その際はご容赦ください。